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学生によるツアー企画「一泊二日の学びある旅」 -プロジェクト学習’23実施報告-

国際文化ツーリズム学科では、実践的な学びを行う「プロジェクト学習」という授業を展開しています。2023年度は5つのプロジェクトに7クラス開講されました。今回は学生によるツアー企画のプロジェクトについて報告します。

このプロジェクトでは、春学期は日帰りツアー、秋学期は宿泊を伴う周遊ツアーを実施しています。秋学期スタート直後の履修生のアンケートによるマーケティングから、皆が求めるツアーのニーズを探り、そのデータをもとに自分達でツアーをプランニングします。但し、ツアーの中に「学び」があることが条件です。採決方法は、プレゼンテーションによるコンペティションでその場で投票、学年も年齢も関係なく、イイものが選ばれるというシンプルなコンペです。選ばれたプランのチームが実際に宿泊、交通機関、行程上の旅行手配を行い、また添乗員として参加するメンバーをお世話するという一連の旅行業実務を体験します。

今回は4つのチーム編成でそれぞれがプランを練り、プレゼン?コンペの結果「現存する日本最古のクラシックホテルに宿泊体験と地元を支えた産業の跡地を巡る一泊二日の旅」が選ばれ実施しました。昨年12月、新松戸キャンパスを出発し、最初に立ち寄った「大谷資料館」では、その時代を支えた大谷石の採掘跡地を訪れ、今は独特な採掘場の空間を利用してのアートの展示、セレモニーホールとしての活用、映画?ドラマ?CMの撮影現場など多目的に利用されてることを知りました。

大谷資料館前にて

大谷資料館内部の様子

その後、一路世界文化遺産「日光の社寺」に隣接する「日光金谷ホテル」へ。由緒があり、学生ではなかなか泊まれない高額なホテルですが、学習目的をご理解いただき特別レートを提供いただき実現しました。

日光金谷ホテル正面

到着後、夕食までのフリータイムは、世界文化遺産の日光の社寺、日本最初の訪日客向け宿泊施設の「Samurai House」など短い時間でしたが思い思いの行動もできました。夕食は創業時からの日光地産の「虹鱒」ソテーが味わえる金谷オリジナルディナーで舌鼓、重厚な館内装飾、調度品、広い室内など最古のクラシックホテルを堪能しました。

金谷ホテル旧メインダイニングで説明

金谷ホテルバー「デイサイト」の暖炉

翌日は由緒ある館内の歴史探訪のようなツアーガイドを受けその深さを再認識、ツアー終了後バスに乗車し中禅寺湖へ、そこでは日本三名爆の一つ「華厳の滝」のダイナミックさを感じ、帰路に向かう途中、かつて栄えた「足尾銅山」の坑内を見学、一時代を支えた産業跡地を知ることが出来ました。

本ツアープランナーたち(華厳の滝をバックに)

足尾銅山坑内見学

個人旅行が主流と言われる時代ですが、個人ではなかなか行き難い行程をバスで効率よく回るツアーだからこその企画となりました。授業開始から数カ月間のグループワークを経て、グループ内のチームワークははかれたものの、他のグループとの接点は少なく、話をする機会もなかった教室内でしたが、今回の一泊二日の団体旅行で、履修生全員がバス移動、施設見学、食事、宿泊など同じ行動をすることでお互いの距離が縮まり、ちょっと仲間意識が芽生えたようでした。

団体旅行の効率性だけでなく、参加者間の親睦が図れたという点でも団体旅行の良さが実感することができました。これがツアーの醍醐味でしょう。

本ツアープランしたチームの4年生3名、ご苦労さまでした。大変充実したいい企画内容でした。

【担当教員:山崎良夫】