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『挑もう、ともに、その先へ。』 60周年に向けて「RKU未来会議」を開催!

 2025年度に60周年を迎える流通経済大学は、創立記念日の11月1日(水)に、地域の皆さんとメディアの方々に向けて「RKU 未来会議~キーワードは“コモンズ”にあり~」を開催しました。刷新した新たな大学のロゴとスポーツ強化部の新ユニフォームを発表するとともに、大学が軸とする「コモンズ活動」について、元バレーボール日本代表の益子直美さんらを招いてトークセッションも実施しました。

 表通りに面したRKUスクエアで行われた「RKU未来会議」には、地域住民の方やメディアの方など約100人が参加、上野裕一学長は、「皆さんから学んでいきたい。そして皆さんに学びの場を提供させていただきたい。地域と密着し連携して、同じ空間を持って一緒に考えていきたいと思っています。地域の皆さんに愛される、求められる大学になることが、まさに流通経済大学の今後の発展だと考えています。」と挨拶の言葉を述べました。そして、「みんなでチーム一丸となって団結して同じ方向を向いて、地域と連携して進んでいこう、という想いを込めた」として、新たなビジュアルアイデンティを紹介しました。

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 2021年からReborn RKU Visionを掲げる流経大ですが、Reborn=生まれ変わり、さらに発展していくためのベースとなる新たなロゴは、「流通=RYUTSU」の「R」と「経済=KEIZAI」の「K」が寄り添うようにデザインされています。

 このシンボルマークには、大きく3つの想いが込められています。

① 「伝統の継承」
流経大がこれまで培ってきた歴史、伝統を継承していくため、従来のRKUレッドRKUブルーをシンボルカラーとしてデザインしています。
② 「個性の集合」
「R」と「K」が様々な形で寄り添うことで、「個性の集合?多様性」を表現、多様な学生、教職員、そして地域の皆さんが本学に集うという「個性の集合」を表現しています。
③ 「個性の交流」
マークの間に走る白いラインは「交流」を意味していて、流経大で新たな価値や可能性を創造していく、という意図を込めています。また、左側のレッドとブルーの部分が上下で対になっているのは、本学が学生に寄り添って進んでいくことを表すとともに、リボンをモチーフにした形は、「真心」や「格式」を表現しています。

そして、このロゴマークとともに、「挑もう、ともに、その先へ。」というタグラインを策定しました。

 本学の特徴のひとつである1年生から全員が参加する「少人数ゼミ」のように、流経大はこれまで、学生一人ひとりに寄り添いながら一緒に挑戦することを意識し取り組んできました。この伝統を継承し、学生と教職員、そして地域の方々を誰一人取り残すことなく、ともに新たな未来へ挑んでいきたい—。そうしたメッセージをこのタグラインに込めています。

 

 続いて、このロゴをあしらって一新したスポーツ強化部のユニフォームを披露、ラグビー部、男子バレーボール部、陸上競技部?駅伝チーム、硬式野球部、男子サッカー部の代表選手たちが、鮮やかなRKUレッドRKUブルーを基調としたユニフォームを着て登壇すると、一気にステージが華やぎました。

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 男子ラグビー部のキャプテン、原田季弥選手(スポーツ健康科学部4年)は、「(RKUレッドとRKUブルーという)大学の色を背負う使命感を感じています。この使命感を持って、今シーズンの目標であるリーグ戦優勝を成し遂げたい」と力強く抱負を語りました。また、陸上競技部?駅伝チームのキャプテン長谷川瑠選手(スポーツ健康科学部3年)は、「これまでユニフォームの大学名は、漢字やローマ字表記だったが、新しいロゴはシンプルで気にいっています。このユニフォームを着て、再来年は箱根路を走れるよう頑張ります」と箱根駅伝出場への決意を表明しました。

 

 「RKU未来会議」の後半は、流通経済大学が地域にとってより“開かれた場所”となり、誰もが自由に集うことができる『共有空間=コモンズ』を目指して行っている「コモンズ活動」について展開しました。地域連携を担当する龍崎孝副学長から、これまでの活動実績と今後の展望について説明があり、大学が2021年から3年がかりで進めてきた、障がいがある方たちのアート作品を紹介する「であうアート展」が東北の地をめぐる巡回展にまで発展したことや、大学主催のイベント「海の日アートフェス」などを通じて、コモンズ活動が地域の方に浸透していることへの感謝が述べられました。また、コモンズ活動は、一歩ずつ焦らず、ゆっくり、浸み込むように地域社会に溶け込んでいくことが肝要で、地域への「帰属性」をより高めていくとの考えが示されました。

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 この「コモンズ活動」を前進させ、より多くの地域の方にも知っていただこうと、9月末に、有志の学生たちがワークショップを通して、コモンズ活動の新たなネーミングとロゴ作りにチャレンジ、RKU未来会議の場で、経済学部3年の辻 大飛さんが学生を代表して発表しました。

???9月末のワークショップの様子

 学生たちが発案したネーミングは「つながるSmiRing Lab」。「SmiRing(スマイリング)」は、笑顔という意味だけでなく、コモンズの「誰一人取り残さない」という考え方を示す「輪=リング」を示し、また、「Lab(ラボ)」は、ここを起点にこれからたくさんのコモンズ活動を開発していくための研究所をイメージしていて、Labの字体は、外での活動を表すため歩く足の形をしています。頭に「つながる」という言葉をつけることで、大学、学生、地域の皆さんがつながり、コモンズの笑顔?輪がつながっていくことを表現しています。

 そしてクライマックスは、元バレーボール日本代表で、日本スポーツ少年団の本部長に就任された益子直美さん、東京農業大学地域環境科学部 造園科学科 ランドスケープデザイン研究室の福岡孝則准教授、そして、本学副学長の龍崎孝教授によるクロストークセッション。「コモンズ活動が地域にもたらす明るい未来とは?」をテーマに、40分に及ぶ熱いセッションが展開しました。

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 都市景観づくりを専門にする福岡准教授は、勤務する東京農業大学のキャンパス内にある芝生空間を利用して留学生との交流を深めようと、東京農大特製の「農大ビール」が飲めるイベントにチャレンジしたことを披露。大学らしく、そこでの使用言語は英語に限定することで大学の理解を得た「イングリッシュビアガーデン」の実例を紹介いただきました。益子さんは、現役トップ時代の指導が心を痛めるきっかけだったという体験に基づき、指導者が「怒ってはいけない」バレーボール大会を主催し続けてきたことについて言及。注意しても怒ってしまった指導者には「×(バッテン)マスク」を渡すことや、誉めてあげると参加した小学生たちの表情がみるみる喜びと自信に満ちていく様子などを教えていただきました。また益子さんからは地域の方とつながっていこうと「つながるリーグ」という大会を開催しているので、「流経大もぜひ会場になってほしい」と熱い要望も寄せられました。さらに、福岡准教授は、今後の「大学におけるコモンズ活動」について、東京農大の特徴を生かした「学生が創る田んぼ」などを学内に設けられれば、地域社会との接点にもなっていくのではないか、など新たなチャレンジの構想も語られました。トークセッションを聞いていた地域の方からは、「若い力は素晴らしい。子どもたちも大学生のお兄さんやお姉さんと活動できることを楽しみにしている」というご意見も。龍崎副学長は、「こうしてみんなで一つのことを考え、意見を交わしていることこそ『コモンズ空間』です」と、このセッションの意義を語りました。

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 RKU未来会議終了後には、スポーツ強化部の学生たちが来場者を見送り、地域の方々と交流する場面も。

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【龍崎副学長コメント】誰もが同じ立場で自由に過ごす、このような場が「コモンズ空間」です。そういう場所を物理的にどう作るかということに取り組んでいる福岡さん、そうした空間にどんな空気感を創り出せばみんな笑顔になるか、ということを実践する益子さんにお話を伺えたのは、とても幸せな時間でした。なにより、学生や地域の皆さんが一体になってこうしたお話をお聞きし、ともに時間を過ごせたことが大事です。新しい2つのロゴマークが地域の皆さんにとっても親しみの持てるマークになっていけば、こんなにうれしいことはありません。