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スポーツ健康センター主催「気象データに基づく熱中症対策」セミナー開催！
６月１６日、「気象データに基づく熱中症対策」をテーマとしたセミナーがスポーツ健康センター主催で開催されました。
“気象のプロ”ウェザーニューズスポーツ?気象チームの浅田佳津雄氏と中村大輔氏をゲストスピーカーとして招き、流通経済大学の運動部に所属するコーチや選手、トレーナー、そして大学院生や教員らが参加。梅雨の時期から増加する熱中症予防対策の一環として、
① 気象データを活用した実践的な取り組み
② エビデンスに基づく安全なスポーツ環境づくり
などについて学び、本学の運動施設利用者と課外活動時のリスクマネジメントに応用するための具体的な取り組みについて考える機会になりました。
浅田氏は、さまざまな競技団体やメガイベントを「気象」という観点からサポートした実績をもとに、気象情報を活用して競技パフォーマンスの向上に貢献した取り組みを紹介。こうした戦略的アドバイスは、特に、屋外で活動する競技団体が、風向や風力、降雨などの情報をもとに、遠征先や試合会場でチームや個人が優位な立場に立つための戦術立案に貢献できると考えられます。
中村氏は、自身が研究したエビデンスデータをもとに、脱水対策として水分摂取の重要性や心部体温の上昇を抑制するための手掌冷却の仕組みなどについて解説。参加者から熱心な質問が投げかけられ、セミナー終了後も多くの学生から質問が寄せられました。
《ゲストスピーカー プロフィール》
■浅田佳津雄 氏（写真左）
株式会社ウェザーニューズスポーツ気象チーム（チームリーダー）
2015年ラグビーワールドカップやリオデジャネイロオリンピックなど多くのスポーツ大会において気象の側面からの戦略的アドバイスやサポートを行った実績を持ち、スポーツ活動において気象条件を活用するための実践的な方法について、スポーツ気象専門サイト“MiCATA”を用いて紹介。
■中村大輔 氏（写真右）
前?株式会社ウェザーニューズスポーツ気象チーム／現?日本サッカー協会フィジカルフィットネスプロジェクト
スポーツ現場における暑さ対策に関する最新の知見や科学的なエビデンスに基づいた取り組みを紹介し、より効果的な暑さ対策を行う一助となる情報を提供。