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3年山岸ゼミ オンラインゼミで発表準備

今回はオンラインゼミの活動を紹介します。最近は、オンラインでゼミを行うことが多くなりました。3年生のゼミでは、学術雑誌に掲載された心理学の論文の中から、自分の関心のあるものを選び、それをゼミで紹介するための準備を行いました。

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まずオンラインではzoomやgoogle meet等を利用して全員で集まります。そして今回は、広く使われているパワーポイント等のソフトの使用をやめて、学生と教員が共有できるweb上の共有スペースを使って発表をしてもらうことにしました。今回使用したものは、文字の書き込み、画像や動画の貼り付けが非常に簡単なので、わずかな説明で誰でも使いこなすことができます。

 

   

この上の写真のように、各学生が自分のページを作成し、その中で課題を完成させます。各学生のページがタイルのように並んで一覧になっています。

 

   

この上の写真は、ある学生の作成したページの一部分です。文字を書き込み、画像を貼り付け、選んだ論文について、読み手にとってわかりやすい説明をしようと、がんばっています。

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さて、教室で実際に教員と学生が会って授業を行う対面授業の場合、全体的な説明をした後、各学生は仲間に相談したり、お互いにどのように準備しているか情報交換したりしながら課題を行い、教員が発表準備の状況を見ながら指導したりします。教員と学生の間だけでなく、学生同士のコミュニケーションがあります。

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しかし、オンラインで発表の準備をし、パワーポイントなど特定のソフトを使って準備を始めると、急にオンラインの壁につきあたります。対面でできることの多くがスムーズに行えません。zoom等ではお互いの声を聞くことはできますが、お互いの作業内容を見ることは簡単にはできません。

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そこで先ほどの、学生と教員で共有できるwebツールです。これは設定次第で、誰でも見られるようにすることもでき、特定の人たちだけが閲覧できるようにすることもできます。今回はゼミの学生と担当教員限定での公開としました。これによって、学生は教員の指導を頼りにするだけでなく、web上で仲間の発表資料を参考にしながら、工夫をこらした発表の準備を行うことができました。zoom等を通した学生間の自然な交流も増えてきました。

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学生は、自分の家にいながら、仲間の作業の様子を知ることができ、話をすることができ、対面授業と同様、活発なゼミでの活動が戻ってきました。

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このように、学生が自分で調べて仲間に教え、自律的に活動しはじめるのを見ると、教員や大学で適切な環境さえ用意されていれば、対面とかオンラインとか、私たち年配の教員が気にしている部分を簡単に乗り越えて、学生は自らどんどん育っていくものなのだなと感じています。

   

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